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マツエクサロンの開業において「内装」は経営を軌道に乗せる上で重要な部分と言えるでしょう。
しかし、限られた予算の中で理想通りの内装を実現するのは簡単ではありません。
そこでこの記事では、マツエクサロン開業における
について解説していきます。
ぜひ参考にして、内装づくりに必要な知識を身につけましょう!
マツエクサロンを開業する際「内装はこだわりたい!」という方は多いのではないでしょうか。
マツエクサロンでは目元を美しくすることはもちろんの事、お客様に通い続けていただける心地よい空間づくりが不可欠と言えるでしょう。
なぜマツエクサロンの「内装」が重要になるのか?
3つの視点から解説していきます。
日本政策金融公庫の報告書では以下のような調査結果が出ています。
サロン開設費用 合計940万円
内外装工事が50.6%(476万円)
このように、開業資金の大半を占める内外装費ですから、サロンのコンセプトや作業効率など、しっかりとイメージを固めた上で進める必要があります。
目元の施術をするマツエクサロンにとって、清潔感は大変重要です。
また、目を閉じて身体を預けるという施術スタイルである事から、リラックスできる空間の提供は、顧客満足度に直結します。
その内装計画が不十分であると、顧客満足度の低下につながり、経営に大きな影響が出てくると言えるでしょう。
マツエクサロンの内装で考慮すべきなのは「おしゃれさ」の演出だけではありません。
適切な動線確保をする事も大変重要です。
マツエクサロンにおける動線とは、施術スペースや待合スペース、受付などの各エリアの配置と動線のことを指します。
動線が適切でないと、施術者やお客様の移動がスムーズに行えず、業務効率が低下してしまいます。
例えば、消耗品の補給ルートが施術スペースを横切るような動線では、作業の妨げになり、時間を無駄にしてしまいます。
また、お客様にとっても、目を閉じて施術を受けている際に施術者以外が行き来をしていては、気持ちが落ち着きませんよね。
このようにマツエクサロンの内装は、作業効率にも影響を与えるのです。
次にマツエクサロンの内装づくりで成功するためのポイントを3つ解説します。
マツエクサロンの内装では、お店のコンセプトを重視することが大切です。
ターゲットとする客層を明確にした上で内装デザインを施すことで、集客力を高められます。
たとえば、
など、
ターゲット層に合わせた色使いや素材感、小物を取り入れる事で、施術だけでなく「心地よい空間の提供」を売り出す事が出来ます。
ゆったりとくつろげるソファやアロマの香りなどは、快適さを演出する上で効果的です。
マツエクサロンで成功するには、衛生面への配慮は必要不可欠です。
マツエクはお客様の目元に近い距離での施術です。
そのため、清潔感に乏しい内装だと、顧客に不安感を与えてしまう恐れがあります。
清潔で心地よい空間づくりに配慮することで、リラックスしてサービスを受けてもらえます。
施術スペースと待合スペースを明確に区分けし、それぞれの専用エリアとしてのメンテナンスが大切です。
施術スペースでは、
これらをすぐに使える位置に設置できるよう、内装時点で考慮する事が衛生管理につながります。
マツエクサロンで成功するには、お客様とスタッフの動線が確保された内装設計をしましょう。
スムーズな動線は、お客様の満足度向上だけでなく、従業員の作業効率アップにもつながります。
施術道具の保管場所や消毒を効率的に行えるように配置することで、作業効率が良くなり生産性の向上につながります。
また、自宅サロンの場合は、お客様と家族双方のプライバシーを守りながら施術を受けてもらうためには、居住スペースとサロンスペースの動線が交わらないよう考慮する必要があります。
サロン専用のエントランスを設け、そこから近い位置に施術室を配置するのが理想的です。
お客様は居住スペースを見ることなく、スムーズに施術室へ移動できます。
※その他にも自宅サロンは、水道設備を自宅と分ける、換気設備を設けるなど、美容所として届ける上での規定があります。各自治体の保健所に必ず条件を確認しましょう。
理想的な内装プランが立てられたら、具体的な物件選びや施工計画へと進んでいきます。
最後に、マツエクサロンの内装施工における3つの注意点をお伝えします。
これらに注意することで、円滑な内装施工が可能です。
マツエクサロンの内装施工で失敗しない為には、物件選びの段階で注意が必要です。
物件の種類によって、内装施工の自由度や費用が大きく左右されます。
新しく店舗を建てる場合は、設備・コンセプト共、理想に最も近づける事が可能ですが、当然費用も膨大となります。
その他、
この3つの場合に注意すべき点は以下の通りです。
先述でも触れたように、自宅をサロンに改装する場合、美容所として届け出る為にクリアしなくてはいけない規定があります。
また、生活空間と共存する為、建築当初から予定されていない場合はコンセプト通りの改装には細かい工夫が必要となります。
居抜き物件の場合、前店舗の設備を活かせる場合は費用を節約できます。特に同じ美容業の場合は、換気や水道設備が既に美容所としての条件を満たしているので、改装費も抑えやすいでしょう。
しかし「安い!」とすぐ飛びつかないよう注意しましょう。
「このテナント、新しくお店がオープンしたと思ったらすぐ閉店し、またお店ができて閉店してを繰り返しているような…」
そんなテナントがありますよね。
空きテナントになるにはそれなりの理由があるかもしれません。
現地・周辺調査は必ず行いましょう。
賃貸物件では、貸主に条件を十分確認しましょう。
特に改装は許可が必要となる為、契約をした後になって
「美容所として届け出る為・お店のコンセプトを実現する為の改装の許可が下りなかった!」
なんて事にならないよう注意しましょう。
マツエクサロンの内装施工で、施工業者選びには細心の注意を払う必要があります。
適切な業者選びが、
を左右します。
施工業者選びの際には、まず美容サロン(できればマツエクサロン)の施工の経験があるかを確認しましょう。
美容所としての内装工事に知見のある業者なら、的確なアドバイスをもらえスムーズな施工が期待できます。
また、サロンコンセプトと施工内容をしっかりと伝え、費用についても相談することが大切です。
複数の業者から見積もりを取り、内容と金額を比較するのも効果的です。
見積もりには、要望した作業内容が漏れなく含まれているか、不要な項目がないかを確認します。
工事開始後に追加料金を請求されるトラブルを避けるためにも、契約前に見積もりの内容を理解しておく必要があります。
先述にもあるように、マツエクサロンの内装施工では、美容所登録時の条件に注意が必要です。
サロンが営業するためには、保健所の許可が必須であり、そのためには施設の要件を満たす内装が求められます。
たとえば、作業室の面積は13平方メートル以上が必要です。
ただし、これは内法面積、つまり壁の内側から測った実際の寸法で判断されます。
ゆとりを持たせるなら、9畳以上の広さが好ましいです。
また、床材の選択にも気をつけなければなりません。
コンクリートやタイル、リノリュームなどの不浸透性材料を使用する必要があります。
絨毯や畳は、薬剤や水の染み込みを防げないため、美容所の条件を満たしません。
待合所も、作業室との区分けをすることが求められます。
ワンルーム物件の場合は、固定した仕切りで待合室を作るのが一般的です。
可能な限り、最初から作業室と待合室が別の間取りの物件を選ぶことが賢明です。
さらに、
といった自治体ごとの規定があります。
施工前に、開業予定地の保健所に確認を取り、要件に合わせた設計を行いましょう。
参照:東京都保険医療局
この記事では、マツエクサロンの内装で押さえるべき3つのポイントを解説してきました。
同時に以下の3つにも注意しましょう。
そして内装の準備が整ったら、サロン運営の効率化に向けたIT設備ついても考えてみてはいかがでしょうか。
アプリやPOSシステムを導入することで、予約管理や会計処理、顧客管理などの従業員の負担を軽減できます。
弊社の提供する美容専用POS「サロンアンサー」は、25年の美容業界のノウハウを詰め込んだ美容業界特化型のシステムです。
美容室だけでなく、アイラッシュサロン、ネイルサロンなど、多くの美容サロン様に導入いただいております。
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そう考えられているオーナー様は、是非一度ご相談ください。