近年のPOSシステムでは、予約管理・顧客管理はもちろんのこと、シフト管理・入出金管理・在庫管理と様々な機能が付随しております。
ですが、POSシステムと聞くと真っ先に【売上分析】とお答えになる方がやはり多いのではないでしょうか?
せっかくPOSシステムを導入したのであれば、導入後に蓄積されたデータをフル活用して『売上分析をしたい!』という”想い”が皆様少なからずあるはずです。
しかし、この”想い”というのは、中々難しいものですぐに薄れてしまうことが多いです。
どういうことかと言いますと、『売上分析したい!』と意気込んでPOSシステムを導入したタイミングがモチベーションのピークとなってしまうのです。
慌しいサロンワークの中で、毎日の予約・カルテ・お会計を打ち込むのに精一杯。(悲しいことに、せっかくのPOSシステムに打ち込むことすら出来ていないケースすらあります。)
データを蓄積した先にPOSシステムの目的があるにも関わらず、データを蓄積するに留まってしまっているのです。
今このコラムをお読みになって、はっとさせられた方も、そうでない方にもPOSシステムの醍醐味である【売上分析】の素晴らしさ、面白さを伝えるために、【サロンアンサー】の3つの機能についてご説明させていただきます。
サロン経営といえば、やはりリピートビジネスです!
それだけ多くのファン客を作り、お店に末永く通っていただけるかが、成功の鍵になっているといっても過言でありません。
ここで皆様にご質問です。
あなたのサロンでは、新規のお客様のリピート率は何%でしょうか?
ここまでであれば、POSシステムを導入されていなくても手集計で補えているかもしれません。
では、ここから先のご質問はいかがでしょうか?
・1回リピートしてくれたお客様がさらにリピートしてくれる割合は?
・2回リピートしてくれたお客様がさらにリピートしてくれる割合は?
・3回以上リピートしてくれているお客様の場合は?
・男女でのリピート率の違いは?
・年代では違いは?
・担当スタッフによっては?
・技術・店販商品でのリピートは?
もし、これら全てのご質問に手集計で答えられた方がいらっしゃいましたら、すぐに【サロンアンサー】を導入してください。
おそらく勤務時間が半分以下になります。
【サロンアンサー】ではこれらの質問にすぐに答え【アンサー】を導きだしてくれます。
面倒な手集計は一切必要ありません。
毎日の業務に【サロンアンサー】を取り入れていただくだけです。
ここで、最も重要なことはそれぞれのリピート率が何%なのかを知ることではなく、該当する顧客(リピートしてる人、そうでない人)が誰なのかをリスト化出来ることにあります。
こちらの分析については聞き覚えのない方も中にはいらっしゃるかもしれません。
少しマニアックな帳票ではありますが【サロンアンサー】では標準機能としており、知っていただければかなり興味深い内容になりますので取り上げました。
【デシル】とは『10分の1』という意味です。
この分析は、サロンの全顧客を《売上第1位》~《最下位》まで並べて、その顧客を10等分して行う分析です。
仮にあなたのサロンのカルテ枚数(全顧客)が2000枚だった場合は、順番に200枚ずつに分割して考えます。
そうすると、グループ①(弟1位~弟200位)グループ②(弟201位~400位)というように、合計10のグループが作成されることになります。
このグループ分けによって、上位客層(グループ①)と下位客層(グループ②)が、同じ200枚のカルテなのに関わらず、まるでお店への貢献度が異なることに気が付くことができます。
個人差はございますが、サロンではこの上位40%(グループ①~グループ④)で、お店の売上の80%以上を占めていることが非常に多い傾向にあります。
あまりよくない表現かもしれませんが、下位客層であれば全顧客の半分以上を失ったとしても、お店の経営には20%しか影響を及ばさないということでもあります。
この【デシル分析】で最も重要なことは、グループ(①~⑩)によって客層が大きく異なる(つまり顧客がサロンに求めるサービスも異なる)ため、グループに合わせた的確なアプローチが可能ということにあります。
例えば、グループ①の顧客が求めているのは、値引きキャンペーンではなく、より美を追求したプラス提案です。
値引きキャンペーンは、より下位のグループにこと効果を発揮しやすいです。
もちろん【サロンアンサー】ではこのグループの顧客のリスト化することが出来ますのですぐにアプローチが可能です。
最後にご説明する【販促アプローチ】こそが、売上分析を基にしたアクションになります。
【売上分析】の結果を意識して日々の接客を改めるのも、もちろん重要なアクションではあります。
ただ、せっかくのPOSシステムで特定の顧客に対して一斉にアプローチが可能なのですから使っていただかない手はないかと思います。
POSシステムでは、先述した【リピート率分析】や【デシル分析】でリスト化した顧客に対して、メールやDMでの一斉アプローチが出来ます。
正直、ここまではPOSシステムではよくある機能なのです。
【サロンアンサー】では、これらの作成したリストを自由に、しかも簡単にわかりやすく掛け合わせすることが可能です。
例えば、【リピート率分析】で作成した失客者リストと【デシル分析】で作成した上位顧客のリストを掛け合わせることで、【上位顧客のグループにありならが、リピートしなくなってしまった顧客】のリストを新たに作成することが可能です!!
多くのお客様に一斉にアプローチ出来るのは、もちろんPOSシステムの魅力ではあります。
【サロンアンサー】では、より的を絞った少人数のお客様に対してだからこそ出来る、手書きの心の込もったDMを作成することも可能なのです。
どのようにPOSシステムを活用し、お客様にアプローチしていくかは、あくまでサロンで決めるものです。
それが、どのような取り組みであったとしても【サロンアンサー】は、きっとあなたの欲しかった答え【アンサー】を導きだしてくてます。