美容専用POSシステム「サロンアンサー」の開発・販売を行っているエクシードシステム株式会社が、
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マツエクサロンを開業すると、人材の確保や育成、環境整備などのさまざまな課題があります。
解決にかかる多くの資金による負担に悩みを抱えるオーナー様は多いです。
そんな時、助成金を活用すれば、これらの負担を軽減できるかもしれません。
本記事では、マツエクサロンを開業後に活用したい5つの助成金について、詳しく解説しています。
についても説明しているので、ぜひ参考にしてください。
マツエクサロンを運営していくと、
など、さまざまな課題が出てきます。
これらの課題を解決するために助成金を活用することは有効な手段です。
マツエクサロンで、とくにおすすめしたい以下の5つの助成金について説明します。
各助成金の特徴や活用方法を理解することで、負担を軽減し円滑な運営につなげられます。
※尚、今回ご紹介する助成金は事業者側の経営実績や、被雇用者の継続的な勤務実績が条件となる場合がありますので、開業時・開業直後には利用できないものもございます。
詳しくは各助成金のリーフレットの申請条件をご確認ください。
マツエクサロンを開業したら活用したい助成金が「キャリアアップ助成金」です。
非正規雇用労働者のキャリアアップを促進するために、正社員化や処遇改善の取り組みを実施した事業主に対して助成される制度です。
複数のコースがありますが、2023年10月に「社会保険適用時処遇改善コース」が新設されています。
短時間労働者を社会保険の被保険者とした際に、
などの処遇改善を行うことで助成を受けられます。
助成として受けられるのは、労働者1人あたり最大50万円です。
「キャリアアップ助成金」は、マツエクサロンの人材確保と育成に活用できる助成金制度です。
「人材開発支援助成金」は従業員の能力開発を支援してくれる助成金制度です。
中でも「人材育成支援コース」は、マツエクサロンにとって活用しやすいコースです。
このコースは、職務に関連した10時間以上のOFF-JT(※1)や、OJTとOFF-JTでの学習を組み合わせた訓練を実施する場合に助成金が支給されます。
従業員のスキルアップとあなたが開業するマツエクサロンの競争力強化につながります。
※1:OFF-JTは、企業の事業活動と区別して業務の遂行の過程外で行われる訓練
※2:OJTは、適格な指導者の指導の下、企業内の事業活動の中で行われる実務を通じた訓練
マツエクサロンを開業する地域によっては「地域雇用開発助成金」が活用できる可能性があります。
中でも「地域雇用開発コース」は、雇用情勢がとくに厳しい地域で事業所を設置し、地域の求職者を雇い入れる場合に支給されます。
ただし、助成金を受けるには、対象地域内での事業所設置や一定期間内の求職者雇い入れなどの条件を満たした上での申請手続きが必要です。
マツエクサロン開業後に、従業員の仕事と家庭の両立を支援する取り組みを行う場合は「両立支援等助成金」が活用できる可能性があります。
マツエクサロンは女性従業員の割合が高く、出産・育児による離職リスクがあります。
この助成金の活用によって、従業員が安心して働ける環境を整備し、定着率の向上が可能です。
などの複数のコースが用意されています。
状況に応じた活用によって、従業員の仕事と家庭の両立を支援し、安定的な店舗運営と従業員満足度の向上を図れます。
参照:両立支援等助成金
「トライアル雇用助成金」は、就職が困難な求職者を試行的に雇用する事業主に対して支給される助成金です。
マツエクサロンの開業時には、人材確保が重要な課題としてあがります。
この助成金の活用によって、就職が困難な求職者に対して雇用機会を提供しつつ、助成金の受給が可能です。
などの条件のクリアによって、就職が困難な求職者を試行的に雇用し、人材確保と育成を無理なく行えます。
マツエクサロンの開業~開業後には資金面での課題が多く、オーナー様に大きな負担になります。
しかし、助成金の活用によって、これらの課題を軽減できる可能性があります。
以下は、助成金を活用する主なメリット3つです。
順番に説明していきます。
助成金を活用する事で、開業後の運転資金の負担軽減が期待できる為、余裕の出た資金を
に充てる事ができます。
マツエクサロンの開業後には、人件費、設備費広告、広告宣伝費など、多くの費用がかかります。
助成金は申請・審査後の受給となるので、開業資金の補填という訳にはいきませんが、開業後の運転資金を補う事ができます。
助成金は、補助金よりも受給の難易度が比較的低いといったメリットがあります。
助成金は一定の要件を満たせば基本的に受給可能です。
一方で補助金は、審査に通過した場合にのみ受け取れます。
助成金は要件を満たせば受給できる確実性が高いのに対し、補助金は選考を通過する必要があり、不確実性が高くなります。
そのため、助成金は補助金よりも受給のハードルが低く、開業後の資金繰りに役立てやすいです。
助成金は、融資と違って返済が不要な場合が多いといったメリットがあります。
助成金は、適切な雇用があると判断された事業所に交付される「支援金」です。
融資は、借りたお金を後で返済しなければならないため、長期的な資金計画が必要です。
一方、助成金は返済不要の金銭的支援なので、返済に囚われず事業の運転資金に充てられます。
助成金を申請する際には、主に以下の6ステップを踏む必要があります。
適切な手続きを踏むことで、スムーズに助成金を受給できます。
1ステップ目は情報収集です。
あなたのマツエクサロンの事業内容や雇用状況に合う助成金を探すために、
などで情報を収集しましょう。
また、セミナーや説明会に参加して、助成金の内容や申請方法について理解を深めることも有効です。
次に、助成金の条件確認と必要な手続きを行います。
助成金ごとに、
などを確認し、雇用保険への加入が必要な場合は手続きを進めます。
また、労働保険の成立手続きや就業規則の整備など、必要な手続きがあれば済ませておきましょう。
書類の準備では、助成金の申請に必要な書類を揃えます。
などを求められる場合があります。
助成金ごとに必要書類が異なるので、要件をよく確認して準備しましょう。
申請書の作成では、
などを記入し、必要な書類を添付して申請書を完成させます。
申請&審査では、申請書と必要書類を指定された期日までに提出します。
提出先は、
など助成金によって異なります。
提出後に審査が行われ、不備がある場合は追加の書類提出や説明が求められる場合があります。
最後に、審査に通過すると指定の口座に助成金が振り込まれます。
助成金の種類によって、支給時期や支給方法が異なります。
受給後も、一定期間は関連書類の保管が必要です。
助成金申請は、助成金ごとに要件や手続きが異なるため、十分な情報収集と準備が不可欠です。
各ステップを着実に進めることで、スムーズに助成金を受給できます。
ただし要件によりステップは異なる場合もあるため、具体的な助成金を申請する際は入念に確認しておきましょう。
マツエクサロン開業から開業後にかけての資金面での問題には助成金の活用が有効です。
などさまざまな助成金によって、資金面での負担を軽減し、従業員の雇用環境整備にも役立てられます。
助成金は補助金よりも比較的受給のハードルが低く、融資と違って返済が不要な場合が多いです。
助成金の申請が手間に感じられるかもしれませんが、得られるメリットは大きいので、ぜひ検討しましょう。
さらにもっと従業員の業務改善・効率化を目指すならばPOSシステムの導入をおすすめいたします。
予約管理や会計業務など、それまで時間や手間のかかっていた業務を機械化し、
省人化する事によって従業員が、
に注力できる環境を整えられます。
助成金とPOSシステムを上手に活用し、効率的で働きやすいサロン運営を目指しましょう。