今回は客単価アップの6つの方法をお伝えさせて頂きます。
もちろんムリなご提案は失客を招いてしまいますので、それは前提としてお読みください。
客単価は美容室を経営される上で、とても重要な指数ですよね。
どう単価を上げるか悩まれている方も多いかと思います。
良く言われる話ですが、美容室の売上は、
客数×客単価×来店頻度
と言われますよね。
という事は、売上をあげたいと思われた時は、この3つの何処かの数字を上げるしかありません。
一つをぐっとあげるのか、
全体をあげるのか、
はたまた、一つは上げるけど、一つは下がる、しかし全体は上がるみたいな事もあり得ます。
例えば、縮毛矯正の様な特殊技術を全面に押し出す事で、
「客単価」は上がるけど、「来店頻度」は下がる
という感じです。
逆に、会員サービスの様な仕組みで、
「客単価」は下がるけど、「来店頻度」は上がる
という方法もあります。
また人時生産性という言葉があるかと思いますが、
「客単価」はそのままだけど、時間を短縮させて時間当たりの単価を高める、という方法もあります。
客単価に店販を入れるか入れないか、というもの考え方が分かれるポイントです。
ちなみに私は「サロン全体の数字としては入れるべきだが分析するには入れず、技術のみでみるべき」派です。
客単価ひとつでも色々な考え方がありますね。
色々ありますし、単価だけ考えれば良い、というものではないですが、本日は、客単価のアップのみにフォーカスして方法をお伝えさせて頂きます。
本来の施術にプラスして、オプションメニューのご提案ですね。
代表的にはトリートメントやスパなどがあるかと思います。
トータルサロンでは、ヘアーのお客様にアイラッシュやネイルをオススメする事も同じ意味合いがあるかと思います。
あるサロンでは複合メニューをしている件数を「成長指数」として取り入れている所もあります。
プラスメニューにも通づる事ですが、ハナからセットにし、お得感などから選んで頂き易くする、という感じでしょうか。
ネット予約が当たり前になり、事前に価格が分かっている安心感も相まってセットメニューが選ばれ易くなってたりもしますね。最近流行りのバーバーさんの展開でも、セットメニューが豊富だったりします。
一つのメニューにランクをつける事で、選びやすさや、(日本人によくある)真ん中のメニューを選ぶ特性から単価アップが狙えるメリットがあります。
今なら、「髪質改善」、「縮毛矯正」、「育毛メニュー」などがそうでしょうか?
通常のメニューだと「パーマ」や「カラー」「トリートメント」「スパ」もです。
当然、これらの比率を上げれば客単価アップになります。
こちらはそのままですが、最近はサロンでも売る商品が多様化していますね。
商品の勉強、勧め方、ポップ、専売品、キャンペーンなどがキーワードでしょうか。
またコロナの影響もあり、ECでの展開がぐっと進みそうですね。
これは時間単価の考えですね。
QBハウスの1,000円カットは10分で終わるので、時間単価は6,000円
を考えると分かりやすいですが、お客様もなるべく短い時間で仕上げて欲しいと思われているので、必ず見直しされた方が良い項目です。
私の尊敬しているある社長は、サロンでの導線を時短化するのに、カラー剤を取りに行く歩数まで決めた、というエピソードがあったりします。
以上、各項目ざっくりとしたご紹介になりましたが、別の機会にそれぞれのテーマ毎でまた深堀りしてお伝えさせて頂きたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。