美容専用POSシステム「サロンアンサー」の開発・販売を行っているエクシードシステム株式会社が、
業界歴25年、シリーズ累計9,000店舗の導入実績を支えてきた営業マンの視点で、
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理容室の経営で一番の悩みといえば、「お客様が減ってきたこと」ではないでしょうか。
実際、日本政策金融公庫の調査でも、
全国の理容室の半数以上が「顧客数の減少」を経営課題として挙げています。
しかし最近では、LINEやSNS、予約サイトなどを上手に活用して、新しいお客さまを獲得している理容室も増えてきました。
時代の流れに合わせて“デジタルを味方につけること”が、これからの集客には欠かせません。
この記事では、
についてわかりやすくご紹介します。
記事の後半では、
集客と施術をムリなく両立できる環境づくりをサポートする便利なシステムも登場しますので、ぜひチェックしてみてください!
参照:日本政策金融公庫|生活衛生関係営業の景気動向等調査結果(2024年10~12月期)
近年の理容室の集客において、挙げられる課題は以下のようなものがあります。
具体的に解説していきます。
理容室の主要顧客層は40代以上が中心です。
この傾向は年々強まっており、顧客の高齢化が進んでいます。
一方で若年層の新規顧客獲得が進まず、来店客の年齢層に偏りが生じているのが現状です。
実際、厚生労働省によると、20-30代男性の約5割が美容室を利用しており、理容室利用率は約3割程度にとどまっています。
来店サイクルの長期化も、理容室経営における主要な課題の一つです。
この傾向には、以下のような複数の要因が考えられます。
厚生労働省によると、過去15年間で、理容室に対する1世帯あたりの年間利用回数は2.25回から1.73回へと大幅に減少しています。
これは約23%もの減少率であり、来店サイクルの長期化が顕著になっていることを示しています。
参照:厚生労働省|理容室のみなさまへ
参照:日本政策金融公庫|生活衛生関係営業の景気動向等調査結果(2024年10~12月期)
多くの理容室では、日々の施術に力を注いでおり、集客活動に十分な時間を確保するのが難しいケースもあります。
しかしその結果、空いた時間に対応する“場当たり的”な集客では、
安定した集客の成果を出しづらくなることも。
計画的な集客戦略を取り入れることで、新しいお客様との出会いのチャンスをもっと広げることが可能になります。
理容室が集客を行う際には、以下の3つのポイントを意識することが重要です。
順に解説していきます。
まずは、ターゲット設定を明確にしましょう。
新規顧客の獲得には、立地条件や競合店の状況、スタッフの得意分野などを考慮した上で、このようなターゲットにターゲットを明確にすることが重要です。
他店と差別化できるメニューの提供ができると、新規顧客層の開拓が期待できます。
設定したターゲットの需要に応えるサービスを積極的に取り入れましょう。
美容室にはない理容室の魅力と言えば「プロにシェービングしてもらえる」という点ではないでしょうか。
といったように、
自店の強みや特徴を活かした、オリジナリティ溢れるサービスを検討しましょう。
差別化されたメニューは、オンライン集客においても強力なアピールポイントになります。
集客活動も大切ですが、本業である施術に集中できる環境を整えることも重要です。
集客に時間を取られすぎると、施術の品質低下を招き、顧客満足度の低下に繋がる恐れがあります。
この問題を解決するためには、デジタルツールの活用が有効です。
たとえば、オンライン予約システムを導入すると、電話対応の時間を削減できます。
また、顧客情報をデジタル化すると、来店履歴や施術内容を元に、
アプローチするお客様の絞り込みが簡単に行えます。
このようにデジタルツールの活用により、業務を効率化することで、
サービスの質を低下させる事なく、集客活動を行う余裕が生まれます。
効果的な集客のためには、オフラインとオンラインの両方のアプローチが必要です。
顧客の年齢層や生活習慣によって、情報収集方法や予約手段の好みが異なるためです。
たとえば、長年通っている高齢層の常連客は、
電話予約やチラシ、知人の紹介といったオフラインのコミュニケーションを好む傾向があります。
一方、若年層は、SNSやWebサイト、Googleの口コミなどから情報を収集し、オンラインで予約することを好む傾向にあるでしょう。
常連客である高齢層が、予約し辛い・分かりにくいと感じ失客とならないよう、
十分考慮した施策が必要です。
オンライン集客は、理容室が新規顧客を獲得し、売上を伸ばすために不可欠な戦略です。
ここでは、とくに効果的な5つのオンライン集客方法を紹介します。
SNSは若年層へ効果的にアプローチできるツールです。
写真や動画を駆使して、施術のビフォーアフター、スタッフの紹介、店内の雰囲気などを視覚的に伝えられます。
たとえば「Instagram」では、以下のような内容を投稿できます。
これらの投稿を通じて、潜在顧客との接点を増やし、興味関心を高められます。
ホットペッパービューティーなどの予約ポータルサイトへの登録は、即効性が高く、新規顧客獲得に繋がりやすい方法です。
美容系のサービスを探しているユーザーが自然に流入してくるため、初回割引や限定クーポンなどの特典を提供することで、初来店へのハードルを下げられます。
まずは低コストのプランから始めて、効果測定を行いながら、自店に合った活用方法を見つけましょう。
公式ホームページは、SNSや予約ポータルサイトよりも、より詳細でオリジナリティのある情報を発信できる場です。
などの情報を、他店と比較されることなく、アピールすることができます。
SEO対策(検索エンジン最適化)を行うことで、検索結果の上位に表示させ、より多くの潜在顧客にアプローチすることも可能です。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、地域に根ざした集客を行う上で最も効果的なツールの一つです。
「近くの理容室」「[地域名] 理容室」といったキーワードで検索された際に、Google検索結果やGoogleマップ上に店舗情報を表示させられます。
これらの情報を漏れなく掲載し、常に最新の状態に保つことが重要です。
とくに、店内の様子や施術例の写真を複数掲載することで、初来店へのハードルが下げられます。
また、定期的な情報更新と、口コミへの丁寧な返信を心がけましょう。
口コミは、新規顧客がお店を選ぶ際の重要な判断材料となり、高評価の口コミを増やすことは、継続的な集客に繋がります。
LINE公式アカウントは顧客と関係を強化し、リピート率を高めるのに適したツールです。
日常的に使用されているアプリのため、メッセージの開封率が高く、
予約や問い合わせにつながりやすいという特徴徴があります。
など、顧客一人ひとりに合わせた、きめ細やかなコミュニケーションが可能です。
LINEは若年層から中高年まで幅広い世代に利用されており、年齢層を問わず活用できる集客ツールです。
友だち追加特典(割引クーポンなど)を用意することで、友だち登録を促進することも可能です。
理容室の集客課題を解決するなら美容専用POSシステム「サロンアンサー」がおすすめです。
集客から顧客管理までを総合的にサポートします。
などの豊富な機能(※一部オプションサービスを含みます)によって、顧客管理や予約受付の効率化が実現し、施術に専念できる環境が整います。
理容室の集客は、顧客の高齢化や来店サイクルの長期化、業務の繁忙さなど、多くの課題に直面しています。
しかし、明確なターゲット設定と差別化メニューの提供、効率的な集客体制の構築、そしてオフラインとオンラインの両立によって課題の克服は十分に可能です。
とくに5つのオンライン集客方法は、新規顧客の獲得と既存顧客の定着に大きな効果を発揮します。
さらに「サロンアンサー」などのPOSシステムの活用によって、集客と顧客管理を両立しがら本来の施術に集中できる環境を整えられます。
今回お伝えしてきた情報を参考に、あなたのお店に合った集客方法を試してみましょう。
時代の変化に対応した集客が、理容室の持続的な発展につながるはずです。