今回は、【POS分析をして利益をあげる手法】についてお話したいと思います。
日々、お客様が予約し来店→お会計し退店。の流れがあり、そこにPOSシステム入力が行われますが、それだけではデータが蓄積されるのみで分析ではありません。
POS分析とはお店のレジで、技術料金や物販料金を販売した時に履歴で残っていくビッグデータを基に様々な視点から傾向を数値やデータで導き出していく集計データ活用です。
まずカルテをPOSで作る事で「お名前、住所、電話番号、誕生日」などの個人を特定できるデータが記憶されていきます。
そこから、来店や売上がPOSに登録される事で「お店の売上、スタッフごとの売上、お客様一人あたりの売上」さらには「年代や人気の商品、来店の頻度、特定期間の売上ランク」など個人を特定しないけれども全体の傾向を把握できるデータを、指定してデータ抽出ができるようになります。
蓄積データの期間が長いほど、お客様のリピート傾向を半年間さかのぼって確認できたり年間のデータや前年との比較が出来るようになります。
お店の売上は、お客様の接客数とその1回あたりの売上単価の合計から売上は形成されます。
例)1か月の売上を、1か月の来店客数で割り算すると1人当たりのお客様の売上が見えてきます。
・1人当たりのお客様の売上単価は思ってるより高いか低いか?
→高い。・・・ではお客様の平均来店周期は、どうですか?
POSで簡単に出せます。
1か月忙しく終わったけれども実は新規集客コストが負担になってたり、お客様の希望の予約を受けれず来店が調整つかず伸びてたりしませんか?
分析する事で、実は新規集客コストは減らし、既存のお客様の来店周期を短くする事でも同じ売り上げを維持できる事が見えてきます。そうなると集客コスト分が利益で残るようになります。高単価のお客様の予約をスムーズに優先して受ける事で年間、生涯で多く御利用頂けるVIPなお客様が増えます。
そのために高単価のお客様に年に4回以上来店頂けているか?をリピート分析し遅れ気味のお客様には、来店予定日の前に来店ご案内の戦略も立てれます。
・1人当たりのお客様の売上単価は思ってるより高いか低いか?
→低い。 ・・・カラーやパーマなど高単価のきかけになるメニューがどれだけ出ているか? 女性の比率は? さらに年代は?
POSで簡単に出すことが出来ます。
それにより、高単価メニューを案内する事が課題だったり、女性客を増やす戦略を考えたりPOS分析できます。
単価が低くても接客数が多ければ、それが毎月安定して接客数を維持できているのであれば、平均単価が高くても低くても売上額が同じになります。
そこから更なる利益アップには例えばですが物販が効果的になってきます。
美容ディーラーさんがオススメする商品を扱う前に
・今のお店の男女比は?
・年齢層は?
・どんな悩みのお客様が多いか?
POSで分析する事で、自身のお店のお客様に合った商品を効率的に選定しお客様に提案できるようになります。
ただ販売するだけでなく、商品を買ったお客様が再度購入しているか?もPOS分析しましょう。
もし再購買に繋がってなければ提案方法を考える事で安定した単価アップに繋がります。
POS分析で利益を上げるためには、POSで蓄積したデータを基に現状を把握し、良い点、課題点を理解する分析をする事で的確な利益を上げる行動が見えてきます。
売上アップシュミレーション機能を使えば、客数・単価・来店周期が、どうなればどういう結果になるのか?未来も見えて来て目標を明確にする手助けにもPOSは、欠かせなくなります。
例が一例のみでしたが、物販がヘッドスパなどのメニューに変わる場合もありますし、平均顧客単価が、スタッフそれぞれの月間接客数や売上、リピート状況へと視点を変えた分析も色々と出来ます。
まずはデータを蓄積し、現状を把握する所をPOSにお任せください。