美容サロン専用POSシステム「サロンアンサー」の開発・販売を行っているエクシードシステム株式会社が、
業界歴25年、シリーズ累計9,000店舗の導入実績を支えてきた営業マンの視点で、
美容室・アイラッシュサロン・ネイルサロン・エステサロンなどに向けてお役立ち情報を発信中!
ご来店されたお客様が自分でお会計して帰っていく「セルフレジ」。
近年、コンビニやスーパー、ユニクロでも、どんどん普及されています。
美容室・エステサロン・ネイルサロン・アイラッシュサロン等の美容サロン業界でも、今後この「セルフレジ」の流れは加速していくのでしょうか?
コンビニなどの小売店のセルフレジは、その利便性から店舗・顧客双方のメリットがあると言えますが、
美容サロンとなると、顧客に求められるサービスの性質も小売店とは異なってきます。
そういった違い・問題点などを、どのような仕組みで解決していくのか?
今回はその辺りに焦点を当てて書いていきます。
コンビニ・スーパー等、お客様が自分で商品を決めて、それをレジに持って行く場合、セルフレジは非常にシンプルです。
①入店
↓
②商品を選ぶ
↓
③会計
↓
④支払い(レジ袋、ポイントカードの有無など)
↓
⑤退店
この流れをまさに“セルフで完結”できます。
私個人としては、購入商品数が多い時は有人レジで、5個以内くらいならセルフレジという感じで使っています。
多くの買い物をするなら、少しはレジで待ってもよいですが、飲み物1本を買うためだけにレジ待ちしたくはない。こんな感じですね。
私の様な使い方が多かった場合、お店のスタッフさんはレジ対応件数が減るので効率は良くなると思います。
アルコールの年齢確認などで待機・対応されているのを見ますが、それでも10台前後のセルフレジを1人で見ているので「省人化」には有効です。
美容室・エステサロン・アイラッシュサロン・ネイルサロンなどの美容サロンの場合、
コンビニなどの小売店のように、シンプルに“セルフで完結”は難しい場合があります。
ネットやお電話で希望のメニューを予約されていても、ご来店時のカウンセリングで変更になる場合もあります。
さらに、スタッフさんとしても、お客様のこれまでの傾向に合わせた「ご提案」で客単価アップ・物販商品購入数アップも目指したい。そうなると、お客様1人で合計金額が決まらないケースも多いです。
まずは「予約管理」で予約メニューを把握して、過去の傾向を「カルテ管理」で確認して、さらに「カウンセリング」で提案する。その流れの中で、技術メニューや店販商品など、購入内容の変更があって、最後にお支払い金額が決まります。
では美容サロンは、セルフレジによる「省人化」「業務効率化」「生産性向上」は向いていないのでしょうか?
いえ、実は既に美容サロンのセルフレジは実現しています。
次の章で、「美容サロンのセルフレジによる利便性の実現」について解説していきます。
ここからは弊社の美容サロン専用POSシステム「サロンアンサー」を利用した
「POSレジシステムとの連携」を例にした美容サロンのセルフレジ運用フローをご紹介します。
この流れを簡単にご説明します。
美容サロンでは、サロン検索サイト・電話予約・Googleマップからの予約・SNSからの予約など、様々な予約経路があります。なので、それら複数の予約経路を一括管理できるようなツールを導入しておくと、この予約管理の流れもスムーズになります。
お客様が各予約経路から希望のメニューを選んで予約し、その内容がサロン側のPOSシステムに反映される。
ここまでが第一段階となります。
ご来店時のカウンセリングでは、電子カルテ・POSシステムによって、顧客のこれまでの来店傾向を分析して、適切なメニューをご提案する場合もあります。
例:予約は通常のカラー&カットメニューだったが、
カウンセリングでヘアダメージも気にされている事が分かった。
↓
トリートメントやダメージの少ないカラー剤への変更のご提案。
こういった工程を経て、その日のお支払い金額が確定されます。
iPadなどのタブレットを使って、お客様のお手元で分析・ヒアリング・提案(価格提示)までできれば、予約時のメニューからの変更もよりスムーズに対応できます。
最後に、セルフレジへの誘導です。
「会計確定画面からご自身のスマホに読み込まれた決済用コード」または
「お店で発行された決済用レシート」で、決済用コードをセルフレジで読み込めば、
あとは現金・クレジット・電子マネー等の決済方法を選んで、お客様がご自身でお会計できます。
セルフレジ導入の問題点の一つは、導入コストが非常に大きいということ。
なので、そのコストに見合ったメリットを見出せるか?が、重要なポイントになります。
以下、主に3つのポイントをご案内します。
大型サロンで受付スタッフがいる場合、レジ業務は非常に混雑します。
例えば、2人で常にフロントに待機して、お出迎え・荷物預かり・受付・接客・お会計・荷物お渡し・お見送りなど、フル回転しているケースもあります。
セルフレジでお会計業務が効率化されると、受付スタッフが1人でも今まで以上の丁寧な接客応対ができる可能性があります。
現金でのお支払いによる釣銭の間違いはもちろんの事、
クレジット・コード決済・交通系電子マネーなど、支払い方法が多様化していく中で、人為的なミスもその分発生しやすくなります。
現場だけでなく、経営・経理面でのチェックにも時間がかかりますので、そういうミスが減らせるなら導入メリットは大きいと言えるでしょう。
顧客数が多く、大型店舗で活躍しそうなセルフレジですが、実はある程度の規模でも充分に活躍します。
例えば…
といった場合、大型店・小型店に関わらず、
「現金の扱いを減らす」ことでミスの可能性が減るなら、セルフレジ化するのもひとつの選択肢です。
とは言え、「現金での支払いを希望されるお客様が一定数いる」というお店も多いのではないでしょうか。
全てのお客様の支払い方法に合わせようとすると、その分必要な機能が増えてきます。
現金のやり取りにも対応する「自動釣銭機」があると、もともと高額なセルフレジの導入コストがより高くなります。
「一応現金のお支払いの選択も残したい!」という場合は、
「キャッシュレス決済のみセルフレジ化する」という方法もあります。
(既にコンビニなどでも、現金は有人レジ・キャッシュレス決済のみセルフレジ化しているケースがありますね。)
このように、全てのお客様に対応できる仕組みを作れば、
生産性を上げるだけでなく、お客様の満足度に影響を及ぼす心配も無くなります。
このように、美容サロンのセルフレジ運用は、
省人化・業務効率化・生産性向上への1つの手立てになります。
美容サロン専用POSシステムSalonAnswer(サロンアンサー)では
予約システム・電子カルテ等と連携し、お会計までのサロン業務を一元管理できるセルフレジ機能の運用をスタートしました!
ご提案できる機種は以下3種になります。
(※2025年9月現在)
■シチズン製自動精算機
利用する決済方法や、お店の規模によって選択いただくようになります。
セルフレジのご紹介ぺージもご用意しておりますので、
機器の詳細サイズ、対応出来る決済方法、よくあるご質問など、是非参考になさってください。
セルフレジ導入に際し、気になる費用は以下の項目になります
■初期費用
・機器本体(ディスプレイ、決済端末、バーコードスキャナー、自動釣銭機、プリンター他)
・設置、初期対応費
・各種決済サービスの加盟登録費等
■ランニングコスト
・年間保守料(機器、精算アプリ利用料)
・各種決済サービスの管理料等
利用される決済方法や機能によって詳細な金額は異なって参ります。
具体的な費用や運用フローなどをもっと詳しく知りたい方は、まずは料金シミュレーションからでもお気軽にご相談ください。
「うちのサロンの規模でも、セルフレジ導入による費用対効果は見込めるだろうか…?」
「どんなセルフレジ運用をしていけばいいの?」
といった疑問も是非ご相談ください。
サロン様の状況に応じたご提案をさせていただきます。