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サロンの売上の80%を支えてくださっているのはどんなお客様なのか?デシル分析があれば「失ってはいけないお客様」が一目でわかる!
コラム

サロンの売上の80%を支えてくださっているのはどんなお客様なのか?デシル分析があれば「失ってはいけないお客様」が一目でわかる!

まずは質問です。

「2:8の法則」ご存じでしょうか?

店舗サービス業における以下の図の法則です。

2対8の法則

仮に1年間で1,000人のお客様がご来店されていたとしたら、そのうち年間お支払い金額の多いお客様上位200人によって、お店の売上の80%が作られている。ということです。

「上位20%のお客様って誰?どんな人?」

と気になりませんか?

サロンアンサーのデシル分析なら、そんなお客様リストもボタン1つで作成!
さらに「客単価・来店サイクル」などの様々な数値も明確にして、サロンの傾向が一目でわかります!

美容室のデシル分析で見えてくること

最初に「2:8の法則」と書きましたが、
美容室では、だいたい4:8とか5:8くらいになります。
上位40%か50%のお客様のお支払い金額によって、サロンの売上の80%になるということです。

上のサンプルでは上位顧客40%の年間お支払い金額で、サロン年間売上の85%になっています。

では、その「売上の80%」「どんなお客様」なのか?
上図から見てみましょう。

【まず上位10%のお客様グループ330人は?】
・客単価¥12,480
・来店サイクル31.3日
「月に1回、¥12,000以上のお支払い!」

【次の上記20%のお客様グループ330人は?】
・客単価¥9,989
・来店サイクル49.1日
「2ヶ月以内で、毎回¥10,000近いお支払い!」

ここまでの上位20%が、サロン全体の平均客単価を上回っているグループです。

さらに見ていくと、上30%・40%までが、サロン全体の平均来店サイクルを上回っているグループです。

ここまでで、年間売上全体の85%。絶対に離れられては困るお客様ばかりですよね。

デシル分析で見えた数字をどのように活かすのか?

こうして見えてきた数字は、何の役に立つのか?

別の記事で「顧客ランキング表」という分析表でも同じようなお話を書きましたが、まずはお客様への意識が大きく変わるのではないでしょうか?

「顧客ランキング表でサロンの上顧客を知れば、関係性強化&リピート率アップ&売上アップに!」

それが、接客・サービス向上にもつながるかもしれませんし、上位顧客グループが好むメニューなどを分析すれば、よりお客様に喜ばれるメニュー戦略を考えられるかもしれません。

さらに、このデシル分析はスタッフごとにも集計可能で、ベテランと若手との比較・同じキャリア同士のスタイリストの比較もできます。
そこで、カルテ数・客単価・来店サイクルなどを比較すれば、どのスタイリストが「より効率よく売上を作っているのか?」も見えてきます。

ベテランになるほど、新規客数が少なくても高い売上を維持できるのは、
上顧客が高客単価・高来店サイクルになるように「お客様を育てられている」からというケースが多いです。

近年、美容業界では「新規集客が成長の柱!」という傾向が強くなっているように思います。
しかし、このような分析で“上顧客の大切さ・売上貢献度の高さ”を明確することで、新規客に多く入客するだけではなく、キャリアを重ねて上顧客を増やしていくことの重要性も意識できるのではと思います。

まとめ「サロンの安定売上を作る顧客構造」

若い頃はガムシャラに「とにかく多く入客!」という意識も大事です。

しかし、リピーター・上顧客・VIP客を増やすほど安定売上につながるという、成長した時の未来のイメージを持っておくこと。
これもスタイリストの成長には大事な意識です。

サロン・スタッフの成長のために、新規増客を目指しつつも、このデシル分析も活用して「上顧客による安定売上を作る顧客構造」を意識して今後のサロン経営戦略の参考にする。

サロンアンサーの分析機能が、より効率よい成長曲線を描けるきっかけになれば嬉しいです。

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この記事を書いた人
tanaka
東京営業所 田中

美容サロンの『“リピーターの重要性”という当たり前』を伝え続ける営業マン&マーケッター。詳しくはこちら!→【ブログ】
【著書:ゆるガチ集客】

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