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マツエクサロンを開業に必要な資金の目安を知りたい。
初めてサロンを開業される際の大きな問題「資金について」
お金のことになると、一歩を踏み出すのには勇気がいりますよね。
正しい知識を付けて開業資金を調達していけば、安定したマツエクサロン経営を目指す事ができます。
この記事では、現在も活躍するマツエクサロンのオーナー様が経験してきた
について解説していきます。
効率良く資金を調達して、長期的に成功するマツエクサロンを開業しましょう!
マツエクサロンの開業資金は2~300万円が目安です。
主な内訳は以下のとおり。
こちらの目安を元に、
あなたのマツエクサロンに開業資金がどれほどかかるのかイメージしてみましょう。
マツエクサロンの開業には、物件取得費として50~150万円程が必要です。
美容業を営むオーナー様が開業時に注意しておけばよかったと感じることとして、以下の2つが上位にあげられています。
調達できる資金との兼ね合いによっては、自宅での開業を選ぶなどで、負担を減らすことも可能です。
立地や広さによって金額は大きく変わりますが、物件取得費は開業資金の大部分を占めることが多いため、時間を使って慎重に選びましょう。
(参照:日本政策金融公庫)
内装・外装工事費として50~100万円程が必要です。
お店のコンセプト・雰囲気が最も反映される内装。
また、「分かりやすい・通りすがりに気になる」という点でもこだわりたい外装。
美容業を営むオーナー様のうち、32.9%が「外観・看板の視認性への問題」に後悔しています。
日本政策金融公庫が報告した調査結果の中では「自己資金の不足」と並び最も大きな割合です。
しかし当然の事ながら、内装・外装工事費は、こだわる点が多くなるほど物件取得費と同様、開業資金の大部分を占めます。
全体の費用とのバランスを考えながら、自身のサロンのコンセプトを最大限伝えられるよう、こだわりポイントを明確にしておきましょう。
(参照:日本政策金融公庫)
備品費の目安は10~20万円程です。
機能や質によってかかる費用は大きく変わります。
や、他にも衛生管理やシステム面に関する備品が必要です。
調達した資金と相談して、場合によってはレンタルやセット買いなどを活用していきましょう。
マツエクサロン開業にかかる広告宣伝費の目安は10~20万円程です。
開業後は、いち早く軌道に乗せるための新規集客が必要となります。
などが主な宣伝方法です。
予約サイトによっては登録費や手数料が発生します。
開業後の半年ほどは新規顧客の集客を続けられるよう、十分な広告宣伝費を用意しておきましょう。
マツエクサロンの開業資金を調達するときは、開業後の運転資金も考慮しておきましょう。
運転資金とは、開業間もなく、経営が軌道に乗るまでの間に固定で発生する費用をまかなう資金の事です。
約7割の美容室は開業後に軌道へ乗るまで半年以上かかります。
おおよその目安として、6か月分、以下の固定費を運転資金として準備しておく必要があります。
主な運転資金は以下のとおりです。
開業後の大きな運転資金となる、家賃は6か月分が必要です。
開業初期は収入が安定しない可能性が高く、「売り上げからの支払い」という訳にはいきません。家賃半年分の費用を予め確保しておく必要があります。
引用:日本政策金融公庫
しばらくは集客へ注力するためにも、余裕を持って家賃を確保しおきましょう。
マツエクサロン開業後の運転資金として、光熱費に月2万円程が必要です。
などで、多くの電力を消費します。
軌道に乗るまでを想定すると家賃と同様、半年分の12万円程を用意できると安心です。
人件費として従業員1人につき月20万円程が必要です。
といったように、人員が少なくても多くても経営を圧迫してしまいます。
店舗の規模や業務量から必要な人員を想定しておきましょう。
消耗品費は月1~3万円程が目安です。
施術に必要なエクステや接着剤だけでなく、
などの清潔な環境を整える衛生管理の消耗品も忘れずに費用として計算しておきましょう。
マツエクサロンの開業資金は、主に以下の3つの方法で調達できます。
遅くても開業の半年前からは資金調達の準備を始めましょう。
マツエクサロンを開業するときに必要な自己資金の目安は全体の1〜2割です。
日本政策金融公庫では、自己資金の要件として以下が定められています。
新たに事業を始める方、または事業開始後税務申告を1期終えていない方は、創業時において創業資金総額の10分の1以上の自己資金(事業に使用される予定の資金をいいます。)を確認できる方
引用:日本政策金融公庫
十分な自己資金は開業資金を補うだけでなく、融資を受ける際の信用力を上げる効果もあります。
マツエクサロン開業時の資金調達額の大半は融資です。
などから調達することで、自己資金だけでは不可能な金額を補えます。
融資で調達する資金の目安は全体のうち6割以上です。
返済計画を立てた上で、無理のない範囲の融資を受けましょう。
出資とは個人投資家が、新規事業の成功を期待して資金を援助してくれるというものです。
返済不要ではありますが、利益が出た際に配当金の還元が必要であったり、場合によっては経営権の一部を渡す必要がある為、自由な経営が出来なくなるというリスクもあります。
しかし、初めての開業で不安を感じる人にとっては、大きな資金を得られる事と、出資者の経験を元にした有益な情報を享受できるというメリットもあります。
また、SNSが普及した現代では、個人で出資者を募ったり、クラウドファンディングで資金調達をしたりするオーナー様も増えています。
一定期間内に目標額まで達しないとプロジェクトが成立しない(資金を得られない)というリスクはありますが、画像や動画、ライティングを駆使した発信に魅力を感じてもらえれば、だれでも資金を集める事ができます。
融資とは異なり審査のない調達方法です。
実績や自己資金に不安がある方は検討しましょう。
店舗や施術道具など、マツエクサロン開業にかかる費用は多額です。
長期的に安定した経営を行うためにも、開業資金は最小限に抑えたいですよね。
の方法がとくに効果的です。
大きな割合を占める「物件取得費」から意識すると、開業資金を最小限に抑えやすくなります。
開業資金を抑える方法として、自宅の開業が有効です。
自宅を利用することで、物件取得費や家賃などの固定費を大幅に抑えることが可能になります。
に関する問題を解決する必要がありますが、自宅での開業は開業資金を抑える方法として有効です。
居抜き物件での開業も資金を抑えるのに有効です。
居抜き物件とは、前のテナントが使っていた設備や内装を引き継いでいる物件のことです。
そのまま利用する場合は、内装・外装工事費を抑えられるだけでなく、開業までの時間を短縮できます。
ただし、1から理想デザインでお店を表現したり、最新の設備を使えなかったりなどのデメリットもあります。
マツエクサロンには、シェアサロンで開業する方法もあります。
複数の美容師やエステティシャンなどが1つのサロンスペースを共有することで、物件取得費や家賃を抑えることが可能です。
収益分配やスケジュール調整に手間がかかるデメリットがありますが、店舗を持たないマツエクサロン開業の選択肢もあります。
フランチャイズでの開業も資金を抑えるのに有効です。
フランチャイズとは、既存のブランドに加盟することで、ブランドの知名度のもと営業できるビジネスモデルです。
開業資金を抑えられるだけでなく
といったメリットが得られます。
一方で、
といったデメリットを考慮する必要があります。
ですが新規開業よりも参入しやすい運営方法なので、自身でサロン経営をする自信がないという方にはオススメの方法です。
最後に、助成金の活用も開業後の運転資金を補うためには有効です。
支給申請までに6か月以上かかるため開業直後とは行きませんが、長いスパンで見た時の運転資金の補填として役立てる事ができます。
たとえば「キャリアアップ助成金」は、非正規雇用の従業員のキャリアアップを支援する助成金です。
などを実施した場合に助成してもらえます。
「まずはアルバイトで採用したスタッフにキャリアアップしてもらい、ゆくゆくは正規雇用(正社員)になってもらいたい!」
といった計画がある際には、検討してみましょう。
(参照:厚生労働省)
マツエクサロンの開業資金は2~300万円程度が目安です。
主にかかる費用は以下のとおり。
開業後に軌道になるまでの期間を考慮した運転資金(約6か月分)も準備しておきましょう。
また開業資金は自己資金と融資が主な調達方法ですが、SNSが普及した現代では出資やクラウドファンディングを活用するオーナー様も増加傾向です。
を検討しながら計画的に開業資金を準備し、成功するマツエクサロンを開業しましょう。