美容専用POSシステム「サロンアンサー」の開発・販売を行っているエクシードシステム株式会社が、
業界歴25年、シリーズ累計8,000店舗の導入実績を支えてきた営業マンの視点で、
美容室・アイラッシュサロン・ネイルサロン・エステサロンなどに向けてお役立ち情報を発信中!
美容室の開業は、美容師としての通常の業務とは全くの別物です。
以下のように、専門外の知識で分かりづらい項目や時間を要する項目が多くあります。
しかし、美容師としての目標である理想のサロンを開業するならば、避けては通れない道です。
この記事では、独立して美容室を開業するための流れとして11ステップを解説していきます。
正しいステップで繁盛店を目指しましょう。
美容室開業の成功は、事前準備にかかっていると言っても過言ではありません。
人気店を目指すのであれば、以下の11ステップで準備していきましょう。
【美容室を開業するまでの流れ】
順番に解説していきます。
まずは、開業した際にどれだけの売上や利益が残せるかを分析しましょう。
最初に、次の5つの指標を分析します。
この5つの指標は、開業後の売上を計る上で重要なポイントです。
もし、現時点で「リピート率が低い」・「指名が入っていない」という場合、開業後の売上で苦労してしまうかもしれません。
開業前の段階で、将来的な売上を分析しておきましょう。
次は美容室のコンセプトを決めましょう。
「アットホームな雰囲気でゆったりくつろげるサロンにしたい」
「日常から離れた高級感のある空間を演出したい」
など、
コンセプトを事前に決めておけば、統一感のある意思決定ができるようになります。
「出店エリア選定」や「ホームページや広告のデザイン」「鏡や椅子などの備品調達」など様々な選択の場において、コンセプトが判断基準になります。
また、突発的に起こった問題に対しても、
お店のコンセプトは優先事項を決定する上で重要となってきます。
コンセプトに合わせて、ターゲットや出店エリアを決めましょう。
高級感を出すなら高所得者をターゲットとしたエリア、
身近な美容室を目指すならファミリー層が集まるエリアなど、
ターゲットと出店エリアはセットで探すのが一般的です。
もしエリアやターゲットを自分ひとりで判断する事に自信がない場合は、商圏分析を得意とする経営コンサルタントや事業用物件に強い不動産会社に協力を仰ぐと良いでしょう。
開業するエリアが決まったら、内装工事の業者を探し始めます。
知り合いや紹介、WEB検索やSNSを使って美容室の内装工事の経歴がある業者を探しましょう。
美容室は通常の住宅の内装工事と違い、次のような点で特殊です。
複数社に相見積もりを依頼し、金額の根拠や担当者の信頼感を加味して依頼しましょう。
物件探しで苦労する方は多いです。
そもそも美容室開業できる物件は限られていますし、良い物件は費用が高かったり、契約できるのが1年後だったりとタイミングにも左右されます。
開業を決心した段階から早めに情報を収集し探しておくことがおすすめです。
「ここだ!」という物件が見つかれば、内装業者に立ち会ってもらい現場調査をしましょう。
物件によっては以下のように、美容室に必要な設備が整っているかを見てもらう必要があります。
思わぬ落とし穴を見逃さないためにも、専門的な知識を持った人の立ち合いの元、内見をする事が重要です。
資金の調達方法は以下のようにさまざまです。
開業資金は多くの場合、融資を受ける必要があるかと思います。
融資を受けられる信用を獲得するために、ここまで考えたプランをもとにした事業計画書を作成してください。
作成した事業計画書を持って日本政策金融公庫に相談しに行きましょう。
事前に予約をしておけば、相談に乗ってもらえます。
必要な予算が1,000万円を超えるなどの場合は、地銀や信金との協調融資を検討しても良いでしょう。
無事融資を受けられれば、テナント契約が完了した後にお金が振り込まれるように手続きを進めます。
物件の契約が完了すると、より一層忙しくなります。
スムーズにオープンを迎える為には、内装工事・物品の手配・スタッフの教育・チラシ配りなどの集客・各種業者とのやり取りを同時進行で行うようになります。
常に誰かとコミュニケーションを取ることになりますし、金融機関・店舗・業者の事務所など移動も増えます。
そのため、物件の契約前から「いつ」「何を」「どのように」行うのかを整理しておきましょう。
内装工事の進捗状況はこまめにチェックしておくことをおすすめします。
ご注意いただきたいのが電話・インターネット回線の工事進行状況。
「電話回線工事や契約が遅れた為、インターネット環境がまだ整っていない!」となると、お店の固定電話はもちろん、お会計や顧客管理に使用するPOSシステムや店内BGMの有線放送など…様々な設備が使用できなくなってしまいます。
各手続きは可能な限り早めに。業者への「完了予定日」の確認は必ず行いましょう。
集客は美容室運営の中核を担う部分です。
どれだけ魅力のある美容室を開業したとしても、お客様が集まらなければ事業として成り立ちません。
・ホームページやSNSは開店前に開設し新店オープンの告知。
・ホットペッパービューティーなどのポータルサイトで新規客への呼び込みを。
・折込み広告などは早めに広告会社と打ち合わせを開始し、オープン日確定時にすぐ入稿出来る状態にしておく。
など、
いずれにしても早めの準備が必要です。
また、注意をしたいのが、独立前に勤務している美容室での「指名客様に独立を伝える際のルール」について。
規則の確認はもちろんですが、明確な規則の明記がなかったとしても、これまでお世話になったオーナーや同僚への誠意を忘れず、関係性に細心の注意を払いましょう。
トラブルを避ける為にも、独立はゼロからのスタートを前提として集客を考える必要があるでしょう。
現在では、集客から予約まで一元管理してくれるサービスもあります。
うまく活用しながら集客の方法を定めて準備していきましょう。
内装工事と集客の準備が完了したら、最終段階に入ります。
業務で使う材料や備品をしっかり揃えて開業の準備を進めてください。
準備が整ったら保健所へ手続きを行い、検査を受けましょう。
手続きの際に提出した開設届や図面などを元に、オーナー立ち合いで検査を行います。
問題なければ「検査確認発行証」が発行され、ようやく開業です。
長年の準備を経て、いよいよ美容室の開業!
経営を軌道に乗せる為、これから着実にお客様を確保し売上を伸ばしていかなくてはいけません。
運営においてリピートしてくれる常連のお客様を獲得することが何よりも大切です。
高い価値提供を続けていくためにも、開業してからの分析は怠らないようにしましょう。
「新規のお客様が満足するような導線設計はできているか?」
「また来たいと思ってもらえるサービスは提供できているか?」
目に見えない部分もリピート率や年齢層、予約される日時などのデータから傾向が見えてくることもあります。
分析に必要なデータを一元管理しておけば、改善を繰り返しながら効率的な運営が可能です。
データ管理から分析までオールインワンでサポートしてくれるPOSシステムがあると非常に便利なので、事前の導入をおすすめします。
POSシステムは、業界歴25年で全国に8,000店舗導入の実績がある「サロンアンサー」がおすすめです。
業界POSの中で最多数の機能とサービスが搭載され、代表的なものとして以下があげられます。
日常の業務を効率化するだけでなく、戦略を改善し売上を上げ続けるサポートをしてくれます。
「サロンアンサー」はその豊富な機能とサービスから、あなたに合ったプランをご提案できます。
【よくご利用いただいている構成例】
など、その他にも「ベーシックプラン」に各種オプションを組み合わせるプランもあります。
あなたの開業する美容室に、必要なものと不必要なものを判断し無駄なくご利用いただけます。
この記事では、美容室開業までの11のステップを解説してきました。
項目は沢山ありますが、着実に準備をしていく事で、
経営を早く軌道に乗せ、顧客・売上の確保や良質なサービスの提供もできるでしょう。
一つひとつの流れを大切に、あなただけの美容室を作り上げていきましょう。
開業後の美容室経営の手助けとしてPOSシステムは最適です。
「サロンアンサー」は日常の業務から戦略のサポートまでをすべて備えています。
美容室の開業を検討されている方は、是非お問い合わせください。