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美容室開業にかかる費用はいくら？失敗しないための4つのポイント
美容師という職に就き「いつかは自分の店を持ちたい！」という夢を持っている方も多いのではないでしょうか。
理想のサロンを開業する為には施術スキルはもちろん、しっかりとしたビジョンを描く事が重要です。そして大きな課題となるのがやはり費用（お金）の事。
美容室開業費用の相場がわかれば、目標が明確になり、励みになりますよね。
この記事では、
- 美容室開業にかかる費用
- 美容室開業にかかる費用の内訳
- 美容室開業で失敗しないための4つのポイント
を解説していきます。
これから美容室を開業しようとしている方は、ぜひ参考にしてください。
美容室開業にかかる費用
美容室開業にかかる費用は、店舗を構える場所や物件の条件（テナント・持っている土地への建築・居抜きなど）、その他のこだわりによって大きな差がありますので一概には言えません。
今回は「テナントを借りて開業する場合」の例として
・複数人のスタイリストでの経営
・一人美容室（マンツーマンサロン）
の2つのケースにわけてご紹介します。
複数人のスタイリストでの経営の場合
一般的に美容室開業のための準備費用は、1,000万円～1,500万円が相場と言われています。
そのうち、最も費用がかかるのは内外装工事費。
物件の広さにもよりますが、約半分の500万円～600万円と全体の約半分を占めます。
ほかには、物件のテナント費用が150～200万円程度、美容機器やシャンプーやヘアカラーなどの備品に約200～300万円がかかります。
これに運転資金を200万円程度準備するのをイメージしていただくとよいでしょう。
一人美容室の場合
一人美容室の開業資金については、800万円～1,000万円が相場と言われています。
複数人のケースでも触れたとおり、最も費用がかかるのは内外装工事費。同じく500万円～600万円程度かかることもあります。
複数人のケースと違ってくるのは物件と備品などの設備費用です。
一人美容室の場合ですと、施術台の数が減り、その分坪数の少ないテナントでの開業も可能となります。
では項目ごとの具体的な内訳はどのようになってくるのでしょうか？
次の章で詳しく見ていきます。
美容室開業にかかる費用の内訳
美容室開業にかかる費用にはどのような項目があるのでしょうか。
具体的にみていきましょう。
物件取得費用
多くの美容室では、テナントを借りて美容室を開きます。
テナントを借りるためにかかる費用の総称が、物件取得費用。
開業資金のうちの15％～30％は物件取得費用とイメージしておくとよいでしょう。
物件取得費用は以下の具体例を参考にしてください。
- 前家賃（空家賃）：家賃1～2か月分
- 店舗補償金：家賃3～12か月分
- 礼金：家賃1か月分
- 仲介手数料：家賃1か月分
・前家賃（空家賃）とは？
物件を取得して、すぐに店舗を開業するというのは物理的に不可能ですよね。しかし、物件契約からオープン日まではどうしても家賃が発生し、これを「前家賃（空家賃）」と呼びます。
物件契約からオープンまでに時間がかかってしまうと、大きな損失です。設備の発注などを計画的に行い、なるべく速やかなオープンを目指しましょう。
・店舗保証金とは？
一般的な物件で言う「敷金」に当たるものです。
家主に預け、解約時にはいくらかの償却後に戻してもらえるお金になります。
内装工事費用
物件決定後に着手するのが内装工事。
開業資金の約半分程度は、内装工事費にかかるとも言われています。
美容室は施術だけでなく、お客様がリラックス・リフレッシュ出来る空間を提供するもの。壁紙や床材だけでなく、梁や装飾の細部にまでこだわりたい！という美容師さんは多いのではないでしょうか。
その他の費用もあるのでとても悩ましい部分になるかと思いますが、
こだわりとのバランスをとって考えていきたいところです。
美容器具調達費用
美容室には大型の美容器具が欠かせません。
- スタイリングチェア
- バックシャンプー
- ミラー
- ドライヤー・ヘアアイロン
など、多様な美容器具が必要です。
すべて一度に揃えられない場合は、リースを検討するといった方法もあります。
信頼できる美容ディーラーさんや同業者さんに情報提供をお願いしましょう。
設備費
設備にも費用がかかります。
- POSレジ
- パソコン・タブレット
- 電話・インターネット設備
- 洗濯機
など多くの設備が必要です。
尚、POSシステムの導入準備や電話の回線工事は、納品待ち・着工待ちによるトラブルの発生が多くあります。オープン日と逆算してしっかり早めのスケジュールを立てましょう。
材料費
パーマやカラー剤、タオルなどの消耗品の費用忘れてはいけません。
- シャンプー
- トリートメント
- カラー剤
- タオル
- クロス
など、扱うメニューやサロンのこだわりで必要な材料が異なってきます。
こちらも美容ディーラーさんによく相談し、自店のコンセプトに合ったものを導入していきましょう。
広告宣伝費
オープン前に宣伝しておくと、開業後数か月の売上に反映されると言われています。
- 自店の公式サイト作成費
- チラシ作成費
- 広告掲載費
こうした費用もあらかじめ見込んだ上で、開業資金を見積もるのがおすすめです。
運転資金
開業後、すぐに黒字経営というのは難しいもの。
リピーターを獲得し、経営が軌道に乗るまでの運転資金として、1年分を目安に以下の費用を準備しておくとよいでしょう。
- 毎月の家賃
- 水道光熱費
- スタッフの人件費
- 集客用の宣伝広告費
- インターネット通信費
これらは利益に関わらず必須で掛かってくる費用となります。
こうしてみると、
「いざ開業できたとしても、軌道に乗るまで経営していけるのだろうか…」と不安に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
次の章でご紹介する「失敗しない為の4つのポイント」をしっかり押さえていただければと思います。
美容室開業で失敗しないための4つのポイント
美容室開業で失敗しないためのポイントは、大きく分けて4つ。
- 物件選び
- 無理のない資金計画
- 店舗にマッチする人材採用
- 美容室向けPOSシステム選び
順番に解説していきます。
ポイント1.物件選び
どこに店舗を構えるかは、極めて重要なポイントです。
最初にお店のコンセプトを決めたらば、コンセプトに合うお客様がいるかどうか、現地周辺に足を運び、自分の目でしっかり確認しておくことが大切です。
・ベッドタウンなどファミリー層が多いエリア
・地方の高齢者層が多いエリア
・市街地の若年層がエリア
市街地、駅付近となるとその分物件の価格も上がってきますが、立地と美容室のコンセプトがマッチしていない場合、ターゲットとなるお客様の来店にはつながりにくく、最終的に開業失敗になることも考えられます。
また、エリアだけでなく物件の周辺の環境も注意して見ていきましょう。
「競合店が近くにないか」は注意して見られる方が多いかと思います。長年営業している美容室が近隣にある状況でのスタートはかなりリスキーと言えます。
その他にも注意していただきたいのが、例えばテナントビルの一画に若年層女性を主なターゲットにした店舗を構える場合。
・人通りの少ない裏路地
・ビルの階段、エレベーターが薄暗い雰囲気
・同じビルに怪しげな会社が入っているなど、治安が良くない
こういった場所ではお客様の足が遠のいてしまうのはもちろんの事、スタッフの出退勤時の安全性にも影響が出てきます。是非留意したいところです。
また、同じ美容室の「居抜き物件」を選択し、そのまま使用できる設備もあれば、開業資金を大幅に抑える事はできます。
ただ、美容機器や内装に強いこだわりがある場合はかえって修復・廃棄に費用がかかってしまう場合があります。自分のこだわりポイントは維持出来ているか？受け渡し条件をしっかりと見極める必要があります。
また、先程の「自分の店舗のコンセプトにマッチした地域にある事」は重要な条件となるので、都合の良い物件が必ずしもあるとは限りません。長いスパンでの情報収集が必要にはなります。
ポイント2.無理のない資金計画
これは専門家への相談が必須となります。
サロンの規模によって異なってきますが、ファイナンシャルプランナーや中小企業診断士、商工会や商工会議所など、様々な窓口があります。
また、美容サロンに特化した開業サポートサービスですと、
「どんなサロンにしたいか」というイメージから開業まで、長期に渡ってのアドバイスを受ける事ができます。
資金面だけでなく全体的なアドバイスを希望の場合はこういった業界特化型のサービスを利用するのも良いでしょう。
実際に独立された先輩のご紹介などを元に、信頼して相談できる先を見つけておきましょう。
ポイント3.店舗にマッチする人材採用
美容室の雰囲気に合う人材選びも重要です。
昨今、店舗でなくスタイリストで美容室を選ぶというお客様が多くなっています。
そのため、技術力はもちろん美容師の人柄も人材選びでは大変重要になってきますね。
- 店舗の雰囲気にマッチする人材
- 基本的なコミュニケーション能力がある人材
- トレンドに敏感、向上心のある人材
など…その他、自身のサロンで重要視したいポイントがあるかと思います。
昨今、「人材不足」に悩む美容室は多くあります。
それは
・美容室の数が多く、良い人材は取り合いになる
・労働環境の厳しさから離職率が高い
この2点が大きな要因となります。
ですので、人材の確保と同時に「スタッフが長く働ける環境づくり」も非常に重要になってきます。
そのためには
- スタッフ間の情報共有を密に
- 勤怠管理を明瞭に
- 施術以外のサロンワークの効率化
こういった取り組みが出来るといいですね。
次の項目でご紹介する、弊社の「サロンアンサー」なら、
そういったスタッフの労働環境の見直しにもお役立ていただけるかと思います。
ポイント4.美容室向けPOSシステム選び
キャッシュレス決済の普及により、お会計時に現金を収めるだけのレジスターで経営しているサロンも少数派となってきました。
また、お会計だけでなくウェブ予約との紐づけや顧客管理ができるPOSシステムが主流となっています。
そこで、多くの美容室が導入しているのは、美容室向けPOSシステムです。
美容室向けPOSシステムの代表的な機能をご紹介します。
- お客様情報情報管理
- ネット予約と連携した予約管理
- お客様への販促メール送信
- スタッフの勤怠管理
- 在庫管理
各予約サイトの予約情報をリアルタイムで反映できる機能などもあり、POSシステムは効率的な美容室経営に欠かせません。
美容室開業の味方！サロンアンサーの7つの特徴
弊社の美容室向けPOSシステム「サロンアンサー」は、
理美容業界歴25年のノウハウを結集して開発したPOSシステムです。
多くの美容室様から寄せられる生の声を取り入れているので、サロンワークに沿った便利な機能を簡単操作で利用できます。
そんなサロンアンサーの7つの特徴をご紹介させていただきます。
1.直感的なデザインで操作性がよい
サロンワークに適したデザイン、かつ、直感的なデザインでサクサク操作ができるため、多くのスタッフがすぐに使いこなせるようになります。
2.美容室経営で必要な分析機能を搭載
長年美容業界で伺ったお客様の声をもとに、
- 経営に必要な集計帳票
- 経営に活かすための分析機能
を搭載しており、選りすぐりの機能をすぐに利用可能です。
3.いつでもどこでも使えるクラウド型POS
サロンアンサーは、データとアプリをWeb上で管理するクラウド型のPOS。
自宅や出先からでも、最新の予約状況や売上のチェックが可能です。
複数端末での利用が可能なので、スタッフ間の情報共有もばっちり。
4.大手ポータル予約サイトを一元管理
大手予約サイトからの予約情報をシステムで自動的に反映する、一元管理機能があります。
接客中で、各予約サイトからの予約情報がチェックできないときも、サロンアンサーが自動的にダブルブッキングを防止可能です。
5.LINEミニアプリなどのさまざまなアプリとPOS連携
- ポケットサロン
- LINEミニアプリ
- ポケットチーフ
- ビューティーメリット
など、さまざまなアプリとPOS連携できるサロンアンサー。
POSシステムに登録された顧客情報を元に、ターゲットを絞ったメッセージ配信を行えるなど、より効果的な顧客アプローチが可能に。
サロンアンサーでオススメのオプションが「LINEミニアプリ」
専用アプリをダウンロードしなくても、
会員証機能に、ウェブ予約、メッセージ配信がLINE内で出来るので、お客様にも便利で、サロンワークもよりスムーズに。
▼LINEミニアプリについては、こちらの記事も参考にしてください
6.キャッシュレス決済にも対応
スマホひとつで予約から支払まで完結できると大変便利です。
サロンアンサーでは、さまざまな支払方法に対応。
各種クレジットカードだけでなく、Amazon PayやLINE内で決済できるアプリ決済でのキャッシュレス決済にも対応しています。（※LINE内の決済には、別途SBSP契約が必要です）
- 各種クレジットカード
- Amazon Pay
- LINE内で決済できるアプリ決済
7.IT導入補助金などの助成金を利用可能
IT導入補助金は、中小規模事業者のデジタル化を促進するための取り組みです。
ITツールやハードウェアを導入して、デジタル化が進めば、地域の活性化や、業務効率化が期待できますよね。
サロンアンサーは、IT導入補助金の申請対象です。
弊社でもIT導入補助金の申請のためのサポートを行っていますので、お気軽にご相談ください。
▼IT導入補助金については、こちらの記事も参考にしてください。
→美容室のPOSシステム導入時に申請しやすい補助金・助成金とは？IT導入補助金の申請事業者として、お伝えしておきたいこと。
まとめ
美容室を開業するには、1,000万円～1,500万円程度の費用がかかります。
約半分が内装工事費用で、ほかにも物件取得費用、美容器具調達費用、材料費、運用資金などが必要です。
美容室開業後、経営を軌道にのせていくには、お客様が来店しやすい仕組み作りが欠かせません。
弊社のサロンアンサーは、お客様と美容室の架け橋となり、来店を促せる仕組みを多数搭載。
顧客アプローチに欠かせない、集計帳票や分析機能も簡単に利用できます。
美容室開業、美容室経営をシステム面でまるまるサポートできるPOSシステムをお探しの美容室様は、ぜひ弊社にご相談ください。
