理美容専用POSシステム「サロンアンサー」の開発・販売を行っているエクシードシステム株式会社が、
業界歴25年、シリーズ累計7,000店舗の導入実績を支えてきた営業マンの視点で、
美容室・アイラッシュサロン・ネイルサロン・エステサロンなどに向けてお役立ち情報を発信中!
近年、美容サロンの経営において、集客方法(SNSなど)の多様化や、業務管理システム(POSシステムなど)の普及などによりサロンワークの効率化が進んでいます。
それに伴い、一人美容室の経営もハードルが下がっている傾向があります。
実際、厚生労働省により報告されている「美容業の実態と経営改善の方策」によると、2015年度時点では全国の美容室のうち32%が一人経営です。
また、日本政策金融公庫により報告されている「平成27年度衛生行政報告書」と「令和3年度衛生行政報告書」によると、
2015年度の美容室数:24万2,990店舗
2022年度の美容室数:26万4,223店舗
であり、7年で2万件以上増加している現在では、一人経営の美容室がさらに増えていることが予測できます。
業界歴25年の弊社では、多くのオーナー様が抱える美容室経営の悩みをお伺いしてきました。
その中で、美容室を一人で経営する際のメリットとデメリットが見えてきました。
この記事では、長年蓄積してきたノウハウをもとに、
について詳しくお伝えしていきます。
「独立して美容室を経営したい」と考えている方は、ぜひご参考ください。
一人で美容室を経営するメリットは、主に以下の4つがあげられます。
順番に解説していきます。
まずは、人間関係の問題が起きにくいというメリットです。
一人経営の場合の人間関係はお客様だけです。
もし従業員が複数人いると、人間関係のトラブルが起こる可能性も出て来ます。
お客様の接客に集中したい方にとって、一人経営は大きなメリットです。
一人経営の場合、自分に決定権があるため、あらゆる面での自由度が高いです。
たとえば、内装から施術メニューまで、理想のお店作りが可能です。
また、うまく予約管理すれば、都合に合わせて休業日を設ける事もできるので、時間に縛られない働き方が可能です。
一人美容室はお客様の入店から退店まで1対1で接するため、お客様との関係性を築きやすい事も特徴のひとつ。
お客様との関係性が築けると、リピート率向上に繋がります。
日本能率協会総合研究所より報告されている「消費者動向:理容業編」よると、美容室利用者のお店選定の決め手は、「美容室の場所が行きやすいから」に次いで以下の3つです。
美容室を利用し続けてもらうには、お客様との関係性が大切なことがわかります。
お客様との濃い関係を築く上では、1人経営が理想的と言えるでしょう。
一人での美容室経営は、
などによる出費を最小限に抑えられます。
美容室の開業費用の一般的な相場は、1,000万円〜1,500万円です。
しかし、一人経営の美容室の場合は、相場よりも安く済みます。
実際、「2022年度新規開業実態調査」によると、開業費用は500万円未満が全体の4割以上を占め、 250万円未満の割合は増加傾向です。
一人経営などの小規模事業が増加していることがわかります。
美容室の一人経営には、メリットがある一方で、以下のようなデメリット・注意点もあります。
一人で美容室を経営していると、長期的視点を持つことが難しいです。
美容室経営をする上では、「業界の動向」「自分自身のライフスタイル」「お客様の求めるサービス」など常に変化していきます。
最近だと、2020年のコロナ問題により来店サイクルが長期化したり、SNSの発展により集客方法が多様化したりなどがあげられます。
今後も一人で続けていくべきか、店舗を増やすべきか、廃業にすべきかなどを常に念頭に置いて経営していく必要があります。
1日で接客できるお客様の数は限られています。
そのため、業務の効率化や高い客単価を実現しても売上・収入には限界があります。
それ以上のステップに進むためには、従業員を増やすなどの施策が必要です。
以下のような顧客管理業務を一人で行う必要があります。
いつまでも新規顧客ばかりでは資金も労力も使いまし、リピート率を向上させるため、顧客接点を保ち続ける施策も、一人でこなすのは大変です。
また複数の集客サイトから予約を受け付けている場合、ダブルブッキングなどにも注意しながら予約管理を行わなくてはいけません。
一人で美容室を経営する場合が想像しやすいよう、
以下では「開業費用」「売上と収入」のそれぞれをシミュレーションしていきましょう。
日本政策金融公庫の「創業の手引+」によると、美容室の開業費用の内訳は以下のとおりです。
合計は940万円で、一般的な美容室の開業資金の目安である1,000万円に近いです。
しかし、これは2014年度のものなので、現在の相場とは異なる可能性があります。
また最近は、開業資金が250万円未満の割合が増加傾向と「 2022年度新規開業実態調査」で報告されています。
このことから一人経営の場合は、単純計算で各項目ごとに4分の1程度まで少ない開業費用で済むことがシミュレーションできます。
このシミュレーションはあくまで目安です。開業する地域や立地、店舗の規模や設備などによっても大きく変わります。
そのため、具体的な開業計画を立てる際には、最新の情報や見積もりを参考にすることが重要です。
美容室の売上は客単価×来客数で算出できます。
厚生労働省の「美容業の実態と経営改善の方策」によると、算出した美容室の月の平均売上は77万7,600円です。
計算式は以下のとおりです。
全国の美容室の平均客単価:約5,400円
全国の美容室の平均来客数(平日):約6人
全国の美容室の平均来客数(休日):約9人
平日の売上(4週間分の毎週月火休み)
=6人×5,400円×12日=38万8,800円
休日の売上(4週間分の土日)
=9人×5,400円×8日=38万8,800円
一カ月(31日間)の売上
=38万8,800円+38万8,800円=77万7,600円
しかし、この売上はあくまで平均です。
が考えられることから、一人経営の美容室の来客数は、平均より下回る可能性が高いです。
平日・休日ともに5人接客と仮定すると以下の売上になります。
5人×5,400円×20日=54万円
ここから経費や借り入れの返済などが引かれ収入になります。
より収入を上げたい場合は、客単価を上げたり、業務を効率化し来客数を増やしたりなどの工夫が必要です。
日本政策金融公庫により報告されている「生活衛生関係営業の景気動向等調査結果」によると、美容業の主な経営上の問題点として、
が確認されています。
このような現状から厚生労働省の「生産性向上に向けた 取組みのヒント 美容業編」では、生産性を高めるICT(情報通信技術)を活用することが推奨されています。
ICT にはさまざまな課題解決に対応できるよう各種機能がパッケージされている場合があります。
例えば、予約システムは顧客名簿やカルテに、POSレジは商品管理、在庫管理、データ収集やそれらを活用した経営分析なども可能です。 どのような機能がついているか確認し、本当に必要な機能は何かを考え、製品を選定しましょう。すでに、導入済みの場合、パッケージされている機能を再確認し、使えそうなものにチャレンジしましょう。引用:厚生労働省
とはいえ
「慣れているアナログ管理からのICT活用への移行は気が重い」
「どういう基準で選べばいいのか分からない」
そうしてなかなか導入に踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。
着目していただきたいのは「その業界への専門性」です。
美容室の経営に適した専門のPOSシステムも存在します。
美容室の経営上の問題について不安を感じる方は、「美容業界への専門性に特化したシステム」の導入をおすすめします。
美容室でPOSシステムを導入するなら「サロンアンサー」がおすすめです。
業界25年の中で、約7,000件の実績から生まれた、美容室経営の悩みをスピーディに解決するための豊富な機能が搭載されています。
会計業務だけでなく、お客様数の減少や客単価の低下などの問題解決も可能です。
オプションサービス「かんざし」を利用することで、集客サイトからの予約を一元管理できます。
予約の一元管理ができるとダブルブッキングなどによる人為的ミスがなくなります。
集客サイトの一例は以下のとおりです。
「LINEミニアプリ」オプションでは、サロンアンサーとLINEを連携することで、以下が可能になります。
LINEはSNSの中でもお客様との関係性を強化しやすいツールで、リピート率向上に最適です。
実際に、結果を出している事例が数多くあります。
参考記事:美容サロンのLINEミニアプリ活用事例4選!リピート率90%以上の好事例も
年々増えている一人経営の美容室は、以下のようなメリット・デメリットがあります。
【メリット】
【デメリット】
今回お伝えしたシミュレーションを参考に、あなたが美容室を経営するときの、開業費用や売上・収入を想像してみましょう。
弊社は、数々の一人経営のオーナー様が抱える悩みをお伺いしてきました。
悩みの中でも、お客様数の減少と客単価の低下を改善したいオーナー様は多いです。
「サロンアンサー」は美容室経営の悩みを解決するための豊富な機能が搭載されています。
少しでもお悩みの方は、まずは相談から始めてみましょう。
以下のボタンより気軽にお問い合わせください。