美容専用POSシステム「サロンアンサー」の開発・販売を行っているエクシードシステム株式会社が、
業界歴25年、シリーズ累計7,000店舗の導入実績を支えてきた営業マンの視点で、
美容室・アイラッシュサロン・ネイルサロン・エステサロンなどに向けてお役立ち情報を発信中!
美容業の経営上の問題1位は「顧客数の減少」であり、集客に課題を抱えている割合は全体の58%(※1)におよびます。
とくに学生やビジネスパーソンが忙しい平日は苦戦しやすく、来店数が土日に偏る傾向があります。
厚生労働省の調査によると、1日平均1施設当たりの客数の構成割合(※2)は、以下のとおりです。
【平日】
…1施設当たり平均:5.5人
【休日】
…1施設当たり平均:7.3人
1日に10名以上施術できる大型サロンより、1日の施術可能人数は4~9名程度のサロンが多い事もありますが、
平日の0~4人が占める割合は、全体の半数以上です。
休日と30%近く差が開いていることから、平日の来客数の少なさがわかります。
この記事では、以下の項目について解説していきます。
平日集客に悩むあなたの美容室に、積極的に取り入れてみましょう!
(※1参照:日本政策金融公庫 生活衛生関係営業の景気動向等調査結果 2023年10~12月期)
(※2参照:厚生労働省 経営実態調査報告 美容業)
美容室が平日集客に苦戦している原因は何なのでしょうか?
一般的に、以下の3つが主な原因としてよくあがります。
それぞれ順番に解説していきます。
平日と休日の客層は大きく変化するため、ニーズを満たせていないと平日の集客に苦戦します。
たとえば、世代によって髪への悩みは以下のように異なります。
若い世代は「くせ毛」「髪の傷み」が、年代が上がると「白髪」が悩みとなっています。
休日の客層が若い世代のビジネスパーソンや学生が多い一方で、平日の客層が中高年世代が多い場合、
のように求められるサービスは違います。
休日の集客に成功しているからといって、同じサービスばかりを押し出していては、平日来店するお客様のニーズを満たせません。
平日に来るターゲット属性を分析できていないと、当然集客に苦労します。
そもそも平日から美容室に行ける人とはどのような人でしょうか?
これは、エリアによっても異なります。
ビジネス街に近ければ、仕事終わりのビジネスマンも平日に来られるでしょう。住宅街に近ければ、主婦の方や周辺の高齢者が多いかもしれません。
いずれにしても、自店があるエリアにはどのような人が平日に美容室にいるのかを調査する必要があります。
平日のターゲットが分かれば、適切なキャンペーンやサービスを通して平日顧客を獲得できるでしょう。
自店だけではなく、競合店舗にも平日は顧客がいない可能性もあります。
その場合、そのエリアには、平日に美容室に行く人がいないのかもしれません。
もし、競合の店舗は集客に成功していて、自店に来ていないのであれば、競合の動向は分析しましょう。
最低限上記のポイントを抑えていなければ、顧客もわざわざ競合からあなたの美容室に切り替えません。
競合の平日の動向は必ずチェックしましょう。
美容室が平日に効率良く集客するためには、以下の5ステップを行うことがおすすめです。
順番に進めていくことで、平日の客層から「行ってみたい!」と注目される、魅力的な美容室へと変わります。
まずは、以下の顧客情報を分析しましょう。
の情報を集計・分析すると、平日にターゲットにするべきお客様の傾向が見えてきます。
たとえば、周辺にファミリータイプの大型マンションが建ったなら、ファミリー層の来店増加が期待できます。
この場合、小さなお子様連れの主婦の方に向けたサービスなどのニーズが高いです。
また、過去に新規来店された客層や、固定で来店される既存の客層の顧客情報の分析も有効です。
などを予約情報や電子カルテに残しておくことで、平日に求められているニーズや打ち出すべきサービスが明らかになります。
次に、集計・分析した顧客情報からニーズを満たすサービスを実施しましょう。
休日よりも混雑しない平日は、たっぷり時間を使ったサービスが提供できます。
などの気になるパーツに対応したオプションや、パーマ施術中を利用した、
などのリラクゼーションも検討しましょう。
分析した客層にニーズのあるサービスなら客単価向上が期待でき、少ない集客でも利益につながります。
次に、効果的な集客方法を選択します。
全世代が美容室探しの情報源(※)として活用しているのは、以下の順番で多くなっています。
お客様へ美容室の存在を知ってもらうには、多角的なアプローチが必要なことがわかります。
中でも近年、集客方法としてメジャーになったSNSでも、世代によって利用者層は大きく異なります。
「Twitter」は、10代及び20代の利用率が高く、それぞれ67.4%、78.6%となっており、前回令和2年度調査結果と比較すると、10代及び20代の利用率はほぼ横ばいであるが、30 代の利用率が9.5ポイント増加している。
「Facebook」は、前回令和2年度調査結果と比較すると、10代及び30代を除き増加又はほぼ横ばいとなっている。10代の利用率は、各年代の中で最も低くなっている。
「Instagram」は、全年代では、平成27年の調査開始以降、一貫して増加しており、今回の調査結果で初めて「Twitter」を上回り、「LINE」に次ぐ利用率となっている。年代別では、20代の利用率が 78.6%で最も高く、10代、40 代及び50代で、「LINE」に次いで高い利用率となっている。
「TikTok」は、前回令和2年度調査結果と比較すると、全年代及び各年代で増加しており10 代では 60%を超える利用率となっている。
平日の客層がどのような媒体を利用して情報を得ているのかを理解し、集客方法を選択することが重要です。
(※参照:厚生労働省 業種別マニュアル 美容業編)
次に、選択した集客方法を活用して、平日の客層へ情報発信します。
情報発信は、透明性が上がり美容室への信頼が高まります。
平日の客層のニーズを満たすサービスの実施が決まったら、積極的に情報発信しましょう。
お客様においては、引っ越しや生活の変化、担当者との関係が、行きつけのお店を変えるきっかけとなります。
アクセス、料金設定だけでなく、スタッフの技術力やお店の雰囲気が具体的に伝わるよう情報を充実させましょう。
また複数の集客方法を組み合わせることで、内容の濃い情報発信が可能です。
窓口の広いInstagramなどのSNSや予約サイトから集客したお客様を、日常に近いLINEへ誘導すれば、より強固な関係を築けます。
最後のステップとして、お客様と長期的な関係を築きましょう。
休日よりも集客が難しい分、平日に新規来店されたお客様は希少です。
リピートしてもらえると、
などのメリットがあります。
リピートを促す効果的な方法として、LINEの活用がおすすめです。
LINEの利用率は日本人口の70%以上と幅広く、メッセージ開封がその日のうちの割合が約80%と高いツールです(※)。
多くの美容室で取り入れられ、リピート率90%以上を達成した事例もあります。
(※参照:LINEヤフー for Business LINE公式アカウント)
美容室が平日集客に苦戦する原因として、以下の3つがあげられます。
これらの原因に当てはまった場合、以下の5ステップで改善しましょう。
もし「美容室を運営しながら平日の集客を改善することが難しい」と感じた場合、システムの導入を検討してみましょう。
美容専門POSシステム「サロンアンサー」なら、
などの機能が搭載されているため、スムーズに集客課題を改善できます。
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